大王製紙株式会社（住所：東京都千代田区）は、セルロースナノファイバーの事業化に向けた取り組みとして､米国レース第99回パイクスピークインターナショナルヒルクライム※1に参戦するモータースポーツチーム・ＳＡＭＵＲＡＩ ＳＰＥＥＤ（住所：東京都港区）に協賛します。脱炭素社会に向け注目される、市販電気自動車（日産リーフｅ+）をベースとしたレース車両へのＣＮＦ成形体「ＥＬＬＥＸ－Ｍ※2」ＣＮＦ複合樹脂ペレット「ＥＬＬＥＸ－Ｒ※3」の実装を通じて、車両の軽量化やプラスチック使用量の削減につなげ、天然由来素材への転換に向けた取り組みを加速させていきます。

※1：米国コロラド州のロッキー山脈にあるパイクスピークマウンテン（標高約4,300ｍの頂上まで標高差1,500ｍ、全長約20㎞）を一気に駆け上がるタイムトライアルレースで、世界各国より約100チームが参加する、他に類を見ない特殊な環境で開催されるモータースポーツです。

※2：ＣＮＦとパルプ繊維を複合化したＣＮＦ高配合の成形体は､　軽量かつ高強度というＣＮＦの特徴を活かしたシート形状の高性能材料であり､　性能は汎用プラスチック材料を大きく上回る力学物性を示し､熱特性にも優れています。

※3：当社技術により、樹脂中でのセルロース繊維の分散性、なじみ易さを改善し、力学物性はポリプロピレン樹脂の1.3～2.1倍。既存の樹脂加工設備で容易に取り扱いできる樹脂ペレット形状になっています。