～3月30日“ごみゼロ国際デー”～
大王グループは、経営理念「世界中の人々へ やさしい未来をつむぐ」の実現に向け、「衛生：人々の健康を守ること」「人生：人生の質を向上させること」「再生：地球を再生すること」という「３つの生きる」をビジョンに掲げ、事業活動を通じた社会課題の解決に取り組んでいます。ごみ問題について考える日「ごみゼロ国際デー＊1」によせて、当社グループ経営理念の4つの柱のうち「O：地球環境への貢献」に沿った循環型社会の実現に向けた活動の一部をご紹介します。
＜循環型社会の実現に向けた取り組み＞ 大王グループでは、循環型社会の実現に向け、以下のような取り組みを積極的に進めています。
■ 難処理古紙＊2の利用促進 これまで埋め立て、焼却処理されていた紙ごみを「古紙」と「それ以外のフィルムなど」に分別する当社独自の技術を有しています。分別した古紙は製紙原料として、排出された残渣は発電用リサイクルボイラーの燃料として活用しています。板紙への難処理古紙配合率は、2022年度に14.2％でしたが、2030年度には30％を目標に、市況に左右されない古紙発生元企業とのパートナーシップ強化や環境負荷低減につながる提案購買による新たな種類の難処理古紙の発掘、耐水・耐油性の難離解古紙やビニール類が混在した雑がみなどを使用可能な設備の導入検討を進めています。
難処理古紙の一例CD、DVD付き雑誌
■ ゼロエミッションに向けた取り組み 紙パルプを製造する際に発生する廃プラスチック等の廃棄物は燃料に、古紙の印刷インキを除去する際に発生する無機薬品は再生填料＊3として活用しています。この他、ボイラー焼却灰はセメント原料やコンクリートブロック、再生土に再利用するなど、三島工場の廃棄物再利用率は99.9％と高い利用率を保っています。
ボイラー焼却灰を土留め用コンクリートブロックに活用した例
■ マテリアルリサイクルの取り組み 衛生用紙などの製造過程で発生する生産ロスや端材を大王グループの株式会社大貴で製造する紙製猫砂に活用しています。
キミおもい パワフル消臭・抗菌システムトイレ用ネコ砂 大粒
エリエール商品の製造工程で発生するフィルムロス等を回収し、商品の製袋フィルムに再利用する取り組みを開始しました。大王グループ内でさらなるマテリアルリサイクルに取り組んでまいります。
再生ペレットを製袋フィルムに使用した商品例 「エリス 新・素肌感」、「エリエール i︓na（イーナ）ソフトパックティシュー」
■ プラスチックリサイクル率の向上に貢献 大王グループのダイオーエンジニアリング株式会社では、多種多様な材質に対応するプラスチック選別機「エアロソータ」シリーズを製造・販売しています。廃自動車、廃家電等から発生する廃プラスチックを選別することで、リサイクル効率向上に貢献します。
エアロソータV
大王グループは1993年、「DAIO地球環境憲章＊4」を制定し、事業活動を通じた環境問題解決に積極的に取り組んでまいりました。今後も、地球環境と調和した持続可能な脱炭素社会、循環型社会、自然共生社会の実現に向け、環境に配慮した事業活動を進めてまいります。
＊1 ごみゼロ国際デー 2022年、国連により「ごみゼロ国際デー」が制定されました。「ごみゼロ」を目指すことで、一人ひとりの認識や行動、企業の社会的責任における環境対策の強化を促進し、私たちの社会が循環型経済へ移行することを促す日です。
＊2 難処理古紙 フィルムやプラスチックなどの異物の混入している処理の難しい古紙。
＊3 墳料 印刷した文字などが裏側に透ける「裏抜け」を防止するため紙の中に配合している薬品。
＊4 DAIO地球環境憲章 https://www.daio-paper.co.jp/csr/organic/charter/
関連情報
大王製紙HP 地球環境への貢献： https://www.daio-paper.co.jp/csr/organic/
＜お問い合わせ先＞ 大王製紙株式会社 総務部広報課 TEL：03-6856-7501
