大王製紙は、あらゆる紙をパルプから一貫生産する総合製紙メーカーです。
当社をより深くご理解いただけるよう、当社のこれまでの歴史や事業内容、強みおよび今後の戦略をご紹介いたします。

当社のあゆみ

大王製紙は、1943年に愛媛県で新聞用紙と産業用紙(板紙・包装用紙)のメーカーとして創業いたしました。その後、洋紙事業に参入し、総合製紙メーカーへと発展いたしました。
 1979年に「最終消費材」であるティシュー、トイレット等の衛生用紙市場に参入し、わずか7年でフェイシャルティシューシェアNo.1に上り詰めました。それから、衛生用紙事業で築きました販売チャネルを活かし、吸収体事業に参入し、他社にないポートフォリオを持つことに至りました。
 2011年より、ベビー用紙おむつで本格的に海外進出を開始し、タイ、中国、インドネシアそれぞれに生産拠点を立上げました。2017年度には初めて売上高5,000億円を突破し、今後さらなる成長に向けて、事業ポートフォリオの革進、グローバルな事業拡大と収益力強化に努めてまいります。

事業内容

大王製紙は現在、B to B(企業間)の「紙・板紙事業」およびB to C(企業と消費者間)の「ホーム&パーソナルケア事業」(通称H&PC事業)の2つのセグメントで事業を展開しています。

2018年3月期 売上高・営業利益構成比

2019年3月期 売上高・営業利益構成比

紙・板紙事業

紙・板紙事業は、さらに分けて「洋紙事業」と「板紙・段ボール事業」の2つのカテゴリーに分類されます。

■洋紙事業

新聞やチラシ、雑誌に使われる新聞用紙、印刷用紙や情報用紙等の情報メディア系用紙、並びに手提げ袋や封筒、セメント袋等に使われる包装用紙、さらに食品包装や電気・電子等幅広い分野で使われる機能材の製造・販売を行っています。

■板紙・段ボール事業

外装ライナー、中芯原紙等の段ボール原紙の製造・販売から、段ボールシートや完成品の段ボールケース等の段ボール製品の製造・加工・販売まで、段ボール業界の川上から川下まですべての機能を持っています。

紙・板紙事業
紙・板紙事業
紙・板紙事業
紙・板紙事業

ホーム&パーソナルケア事業(H&PC事業)

H&PC事業では、ティシュー、トイレットペーパー、キッチンペーパー等の衛生用紙から、ベビー用紙おむつ、大人用紙おむつ、フェミニンケア用品まで幅広いカテゴリーに充実な商品ラインナップで展開を行っています。そして、日本のみならず、ベビー用紙おむつの需要が急拡大するアジア諸国を中心に、世界約30カ国で展開しています。

■ 国内事業

衛生用紙3品種シェアNo.1の「エリエール」のティシュー、トイレットペーパー、キッチンペーパーをはじめ、介護のプロもご愛用の「アテント」ブランドの大人用紙おむつや、「GOO.N(グ~ン)」ブランドのベビー用紙おむつ、「elis(エリス)」ブランドの生理用品、お掃除用品の「キレキラ!」まで、子供から大人までの様々なニーズ・使用シーンに対応した家庭用品を展開しています。

国内事業
■ 海外事業

中国・タイ・インドネシアでの現地生産・販売や日本からの輸出販売により事業拡大を推進しています。現在、海外ではベビー用紙おむつを中心に展開していますが、今後は、ベビー用紙おむつの販売地域・チャネルを拡大していくとともに、ベビー用紙おむつの販売で築いた販売チャネルを活かし、衛生用紙、フェミニンケア用品、大人用紙おむつ等の商品も展開し、複合事業化を加速してまいります。

海外事業

競争力の源泉を活かす成長戦略

大王製紙の競争力の源泉とそれらを活かす第3次中期事業計画(以下、「第3次中計」)の主要ポイントをご紹介いたします。

第3次中期事業計画

大王製紙では、2012年度より、3ヵ年の中期事業計画を策定しています。

2018年4月からはじまった第3次中計では、急激な外部環境変化に対応可能な強靭な企業体質への革進とともに、長期ビジョン「戦略的に事業ポートフォリオを変革し、持続的に成長し続ける企業グループへ」を見据えた成長戦略を果敢に実行します。

第3次中計の数値目標

(単位:億円) 第1次中計
(2014年度)
第2次中計
(2017年度)
第3次中計
(2020年度)
売上高 4,502 5,313 6,150
営業利益
(営業利益率)
218
(4.8%)
111
(2.1%)
320
(5.2%)
H&PC海外売上比率 4.9% 7.7% 11%
ROE 10.0% 2.2% 8%
ネットD/Eレシオ 1.9倍 1.6倍 1.6倍

競争力の源泉を活かす第3次中計の主要戦略

■ 競争力の源泉① 
「三島工場」: 大王製紙グループを支える基幹工場
三島工場の概要
《三島工場の概要》
  • 敷地面積:167万m2(東京ドーム約36個分の広さ)
  • 紙・板紙生産量:年間約210万トン(1工場で国内の紙・板紙の生産量の8%を担う)

※大王製紙グループ全体の生産量は約350万トンで、国内紙・板紙生産量の約13% [2018年3月実績]

紙・板紙事業:三島工場を最大限に活かす構造改革

三島工場が持つ以下3つの強みを活かし、生産ポートフォリオの変革を強力に推進します。

パルプ高、輸送料高の今 1 クラフトパルプの競争優位性

・針葉樹パルプ(生産量 国内最大)と広葉樹パルプ(同2位)を併せ持つ

・臨海工場で輸入チップの調達に有利

古紙価格高止まりの今 2 国内トップクラスの古紙処理技術

・独自の自動選別技術を古紙処理工程に活用し、難処理古紙を有効活用・増配

国内需要減退の今 3 国際貿易港に隣接した立地

・需要が旺盛なアジア諸国へ衛生用紙・板紙・クラフト紙を輸出

矢印

「メディア用途の紙」から「梱包・包装用紙の紙」へシフト

1.メディア用途の紙の安定供給

  • ■三島工場のスイングマシンの特性を活かし、安定供給体制を維持
  • ■「サクラテラス」加盟卸商との継続的な協業
  • ■生産効率・コスト競争力を高め、競争優位性を強化

2.梱包・包装用途の紙の生産体制強化

  • ■洋紙マシンを国内屈指の生産能力の板紙マシンに改造(2020年4月予定)
  • ■大成製紙の板紙マシンを停止し、白ライナーの生産も三島工場に移管(2020年4月予定)
    →三島工場で板紙のワンストップデリバリー(全品種積み合せ配送)を実現
    ※大成製紙は、H&PC国内事業に特化した生産工場へと事業転換。
  • ■板紙・特殊クラフト紙生産マシンをクラフト紙へ生産シフト
  • ■難処理古紙の活用によるコスト競争力強化

アジア市場への板紙・
クラフト紙の輸出拡大

アジア市場への板紙・クラフト紙の輸出拡大

  • ■需要が旺盛なアジア(主に中国)へ輸出販売拡大
■ 競争力の源泉②
「エリエール」:日本人お馴染みの家庭用品ブランド

《H&PC国内・衛生用紙: 圧倒的シェアNo.1の確立》
生産

グループの生産効率を向上
川之江工場の新マシン稼動

2018年10月稼動 川之江工場
2018年10月稼動 川之江工場

衛生用紙トップブランドメーカーとして、市場及び顧客のニーズに対応し、衛生用紙の安定供給体制を強化するため、最新鋭の家庭紙生産設備を新設

計画概要

矢印
物流

成長を支える物流改革
大型物流倉庫、パレット輸送化

運送会社から選ばれる荷主へと変わっていくことで、衛生用紙トップメーカーとして商品の供給体制を一層強化するとともに、販売店の売上・収益拡大を強力にサポートする体制を構築中

■外部倉庫を大型倉庫への集約により、保管効率10%向上。輸送力が向上し、ドライバーの待ち時間・積込時間半減

■パレット輸送化により荷役時間75%削減

矢印
販売

M&Aにより取得したブランドによる
全国展開でシナジーの加速化

「コットンフィール」「シャワートイレ」

2017年4月、日清紡HDの紙製品事業の譲受により取得したブランド「コットンフィール」「シャワートイレ」の全国展開加速など高付加価値商品の供給体制を強化

■肌にやさしい、コットン配合「コットンフィール」
9月21日(金)よりリニューアル発売

〈商品特徴〉
・コットンリンター配合
・ふっくらやわらか仕組み

商品特徴

《H&PC国内・吸収体事業: 社会ニーズに対応した商品開発・施策で事業強化》
商品開発

吸水ケア用品や超うす型・うす型パンツの商品ラインナップ拡充

アクティブな中高年の生活者の不安を解消

  • ・需要の伸びが好調の軽尿もれ市場やアクティブシニアの市場をしっかりキャッチ
  • ・高品質、高機能性の商品の提供で販売の拡大を狙う

吸水ケア用品の幅広いラインナップ

アクティブシニアをターゲットとした商品

販売

『ハグしてはぐくむ「ハグ〜ンプロジェクト」』

赤ちゃんの健やかな成長と健全な育児環境をサポート

  • ・ハグ〜ン関連のキャンペーンを通じ、グ〜ンファンを増やしつつ、ブランドロイヤリティー向上!

ハグ〜ン

ハグ〜ン

■ 競争力の源泉③
 グローバル展開:世界へと飛翔

グローバル展開

大王製紙は2011年に海外展開を本格スタートし、中国、タイ、インドネシアそれぞれに生産拠点を立ち上げ、地産地消の方針でアジアでの販売を拡大してまいりました。並行して、日本から韓国・台湾・ロシアへの輸出販売も拡大しています。2017年秋にトルコに出張所を開設し、地方地消の方針に基づき、将来の現地生産化も見据えております。

《海外における取組み》
ピックアップ:海外売上成長の要・中国事業
大王(南通)生活用品有限公司

英語表記:
Elleair International China (Nantong) (“EICN”)

中国表記:
大王(南通)生活用品有限公司

中国におけるベビー用紙おむつの戦略
プレミアム ビタミンシリーズ
スーパープレミアム 天使の産着シリーズ
超超プレミアム 光の羽の産着シリーズ

生産

まずは日本からベビー用紙おむつを輸出し、ブランドイメージを構築しました。ある程度ブランド認知度が高まってから、高い品質を維持しながら、段階的に中国生産へ切り替えました。現在、中国での売上の90%以上が現地生産品によるもので、当社はプレミアムゾーンの現地生産化に成功しました。

販売

店頭での活動に重点を置き、生活者に品質訴求をし続け、価格に頼らない販売を継続し、超プレミアムゾーンの市場を創出しました。

商品

高品質の維持やさらに上のゾーンへの新商品投入により、超プレミアムのブランドとして消費者認知を獲得・維持。

3次中計では、引き続きベビー用紙おむつのスーパープレミアム品の
さらなる拡販に取り組みながら、
他カテゴリー(トイレットロール)でも、ベビー用紙おむつで構築した
超プレミアム・ゾーンの構築、横展開を図る。

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