大王グループ SDGs調達ガイドライン

大王グループの調達基本方針

大王グループの調達活動は以下のガイドラインに基づいております。サプライヤーの皆様には、当グループの基本方針をご理解頂きますようお願い申し上げます。

持続可能なサプライチェーンの確立

人権・環境などにおいて、社会的責任に配慮しない企業がサプライチェーン内に存在しているにも拘わらず放置した場合、当社品への不買運動やブランド価値低下などにつながる可能性があります。これを回避するため、人権・環境保全・安全衛生の法令遵守と公正な取引、さらにBCPや地域社会への貢献などを盛り込んだ「SDGs調達ガイドライン」を策定し、当社と取引先が共に社会的責任を果たしていくことに取り組んでいます。このガイドラインに沿った調達となっているかを確認するため、毎年、サプライヤーアンケートを実施しており、今回は5段階評価で3.5以上の取引先は61%(回収率96%)でした。評価点の低かった小規模な取引先に対し、SDGs推進を目的とした説明を実施しており、今後も改善依頼・支援を継続することでサプライチェーン全体でのCSR調達を実現していきます。

 
 

サプライチェーンの管理

購買活動を行うにあたり、社会的責任(CSR)の遵守や持続可能な開発目標(SDGs)の達成に配慮し、公平・公正な取引の実現、品質・技術の向上、事業継続計画の策定により安定供給体制を確保することで、取引先と弊社が一体となって共に発展できる環境を築いていけるよう努めています。

【地域別購入金額の比率】

サプライチェーンを含めた
「持続可能な原料調達」

紙の主原料である木材チップの調達を通じて、森林資源を有効かつ効率よく利用し、環境と調和した持続可能な 森林経営の推進に取り組んでいます。

森林認証取得、サプライヤーとの取り引き (合法材の利用)

森林認証は、第三者機関から植林木の使用や環境に配慮して、合法的に伐採された材のみを使用していることが認証され、基本方針に沿った原料調達を実施していることを保証する手段のひとつです。 チリ共和国の自社植林会社であるフォレスタル・アンチレLTDA.は森林認証を取得しており、当社グループの取引先のチップ サプライヤーにも森林認証の取得を推奨しています。

国内材の有効活用(間伐材の利用促進)

間伐とは、植林を行った木々の間引きのことです。通常植林は木の成長過程での自然減や成長の良し悪し(樹木が全てまっすぐ成長するとは限らない)を見越し、植林密度を高くしています。よって、木々が成長すると密度が高すぎて、日光が地表に届かず、下層植生の発達を阻害(写真①)することにつながります。木々の成長に合わせて、間伐を行い成長に適した森林環境(写真②)に整えることで、下層植生の生育を促し、木々は幹や根が太く成長し、風水害に強い健全な森林となります。

①木々の密度が高い森林

②伐採後、出荷前の間伐材

日本は国土の約70%が森林で非常に豊かな森を有していますが、国内木材価格の低迷により、本来、間伐されるべき森がそのままの状態で放置されているのも現状です。また、採算が合わず間伐を実施しても間伐材を森に放置する事例も発生し、大雨で下流域に流れ込むことで被害を及ぼしたり、地表の植生の生育を妨げたりしています。当社では、 伐採された木が放置されないよう、間伐材の購入量を増やす取り組みを2010年から行っています。健全な森林育成環境を整備することで、木々の成長を助け、微力ながらCO2吸収にも貢献しています。また、この間伐材を利用した紙が「木になる紙」になります。

 
 

木になる紙の
取り組みについて
~紙一枚からの思いやり間伐材を活用したコピー用紙~

当社は改正グリーン購入法適合商品として、既に『リサイクルPPC-G(古紙配合率100% コピー用紙)』、『リサイクルPPC(古紙配合率70%コピー用紙)』を発売していますが、今回 『国民が支える森林づくり運動』推進協議会との共同開発により、古紙パルプと間伐材パルプを組み合わせたコピー用紙『木になる紙』を販売しております。間伐材の利用量の拡大に積極的に取組むとともに、本商品の販売代金の一部を森林所有者へ還元し、森林整備の推進に努めて参ります。

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