持続可能な森林保全に向けた大王グループの取り組み

~3月21日の“国際森林デー”~

大王グループは、経営理念『世界中の人々へ やさしい未来をつむぐ』の実現に向け、「衛生:人々の健康を守ること」「人生:人生の質を向上させること」「再生:地球を再生すること」という「3つの生きる」をビジョンに掲げ、事業活動を通じた社会課題の解決に取り組んでいます。持続可能な森林経営について考える日「国際森林デー*1」によせて、ビジョン「3つの生きる」のうち「再生」に沿った持続可能な森林保全に向けた活動の一部を紹介します。


<大王グループの森林経営に関する方針>
2023年、大王グループはCOP26で各国が署名した「森林と土地利用に関するグラスゴー首脳宣言*2」を支持し、「大王グループの森林経営に関する方針」を策定しました。パリ協定が掲げる1.5℃目標達成に向け、「森林に関するニューヨーク宣言*3」に準拠した森林経営に取り組み、2030年までに森林減少を終わらせることに貢献してまいります。


<海外での取り組み>
大王グループのフォレスタル・アンチレ社(チリ共和国)では、59,000haの事業面積(東京23区の面積に相当)を有し、うち31,000ha(2022年度実績)において植林事業を行っています。今後、2050年までに15,000haの植林面積拡大を予定しており、植林地でのさらなるCO2吸収を進めていく考えです。また、絶滅危惧種が生息する可能性がある地域を保護し、定期的なモニタリング調査を実施するなど生物多様性保全にも取り組んでいます。


■ 植林事業のサイクル
31,000haの植林面積は、植栽年数ごとに土地を区分し、毎年、計画的に「植栽・保育・収穫」のサイクルを回しており、安定した成長と収穫に貢献しています。現在は苗植え付けから15年程度で収穫する仕組みとし、収穫年数に達した成木を収穫し続ける“持続可能な森林経営”を実践しています。

植林事業サイクルのイメージ


■ 生物多様性保全
植林事業地内のチリの天然記念物に認定されているアレルセ、絶滅危惧種のウイジン(カワウソの一種)や在来種のシスネ・クエジョ・ネグロ(黒襟白鳥)が生息する可能性がある地域を高保護価値地域に指定し、定期的なモニタリング調査を実施しています。

チリの天然記念物に指定されている「アレルセ」


<国内での取り組み>
環境保全活動の積極的な支援を目的に、愛媛県が実施する公共財団法人愛媛の森林(もり)基金活動に参加しています。愛媛の森林基金は、緑の募金運動等を通じて、森林整備活動や緑化推進活動、森林ボランティア活動及び森林環境教育等に取り組んでいます。

愛媛の森林(もり)基金の活動事例


大王グループは1993年、「DAIO地球環境憲章*4」を制定し、事業活動を通じた環境問題解決に積極的に取り組んでまいりました。今後も、地球環境と調和した持続可能な脱炭素社会、循環型社会、自然共生社会の実現に向け、環境に配慮した事業活動を進めてまいります。


*1 国際森林デー
2012年、国連により森林に対する意識向上を目的に「国際森林デー」が制定されました。世界では森林の減少が続いており、持続可能な森林経営や生物多様性の保全が課題となっています。

*2 森林と土地利用に関するグラスゴー首脳宣言
2021年、イギリス・グラスゴーで開催されたCOP26(国連機構変動枠組条約第26回締約国会義)にて、2030年までに森林減少を食い止めるために各国が協力することが宣言されました。

*3 森林に関するニューヨーク宣言
2014年9月に国連事務総長主催の気候サミットで採択され、2030年までに森林を保護・回復し、天然林の減少を終わらせるという10の目標が掲げられました。

*4 DAIO地球環境憲章
https://www.daio-paper.co.jp/csr/organic/charter/


関連情報

大王製紙HP 地球環境への貢献: https://www.daio-paper.co.jp/csr/organic/


<お問い合わせ先>
大王製紙株式会社 総務部広報課 TEL:03-6856-7501


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