大王グループは、社員一人ひとりの「働きがい」が企業の持続的成長に繋がるという考えのもと、社員一人ひとりの多様性・人格を尊重し活かすダイバーシティ経営、生き生きと活躍するための健康経営、自律人財の育成に取り組んでいます。

大王製紙の考え

当社にとって、多様性の中でもまずは女性の活躍推進が重要と考え、女性の管理職比率・採用比率などの数値目標を掲げ推進しています。
さらに、子育て・治療・介護などとの両立支援、男性の育児参画の推進、風土改革・働き方改革に取り組みながら、様々な背景を持つ社員が活躍できる環境を整備しています。
主な取り組み事項は下記のとおりです。

1.女性総合職のキャリア意識醸成と自律したキャリア形成の促進
2.女性管理職育成
3.仕事と育児の両立支援
4.男性の育休取得推進
5.働き方改革
6.風土改革

体制

■ ダイバーシティ委員会の設立 (2019年7月)

ダイバーシティ運営をさらに推進するため、役員を主メンバーとした「ダイバーシティ委員会」を立ち上げ、
社長を始めとする経営層による議論・意思決定を行っています。
さらに、2022年5月より以下の「3部会」を設置し、さらにスピードと実効性を高める体制としました。

 1.風土改革部会(心理的安全性の醸成)
 2.働き方改革部会
 3.女性活躍推進部会

■ ダイバーシティ推進部の設置(2021年4月)

ダイバーシティ運営を着実に推進するため、「ダイバーシティ推進部」を設置しました。

賛同・表明

■ 「女性のエンパワーメント原則 WEPs」に署名

「女性のエンパワーメント原則 WEPs(Women’s Empowerment Principles)」の趣旨に賛同署名し、2022 年 3 月に賛同企業として登録されました。当社グループが掲げる経営理念「世界中の人々へ やさしい未来をつむぐ」の実現に向け、WEPs の7原則を支持し、さらなるダイバーシティ経営を推進するとともに、みなさまの生活に寄り添った商品の提供により、国内外のジェンダーフリーの実現に向け積極的に取り組んでまいります。


Women’s Empowerment Principles

■ 「男性社員が育休100%取得できる企業を目指す」宣言

株式会社ワーク・ライフバランス(住所:東京都港区)が主催する「男性育休100%宣言」に賛同を表明し、代表取締役社長 社長執行役員 若林 賴房が同宣言書にサインしました。今後、より一層多様な人材が活躍する社内風土を形成し、組織の壁を取り除いた 一体運営強化に向け、従来型の働き方からの変革が必要と考え、「男性育休100%取得」を目指すことを宣言します。

男性育休100%取得宣言

評価

■ なでしこ銘柄

2014・2016・2018年度の「なでしこ銘柄※」に選出されました。 ※経済産業省が東京証券取引所と共同で、女性活躍推進に優れた上場企業を選定し毎年発表している銘柄です。

NADESHIKO BRAND 2017

■ブルームバーグ男女平等指数

ジェンダーに関する情報開示と男女平等への取り組みに優れた企業が選出される「ブルームバーグ男女平等指数(Bloomberg Gender-Equality Index 以下「GEI」)」に 2年連続選定されました。 GEIは企業の男女平等に対する取り組みや、情報開示の姿勢、実績等を評価するためにブルームバーグ社が開発した男女平等指数であり、2023年は45の国・地域に本社を置く484社が選定されました。

■ひめボス宣言事業所認証

当社とグループ会社9社は、愛媛県が女性活躍推進及び仕事と家庭生活等の両立支援に取り組む事業所を認証する「ひめボス宣言事業所」の認証を取得しました。


【大王グループの認証取得企業一覧】
大王製紙、丸菱ペーパーテック、エリエールプロダクト、エリエールペーパーテクノロジー、ダイオーエンジニアリング、ダイオーロジスティクス、エリエールリゾーツゴルフクラブ、ダイオーエコワーク、大王製紙保安検査システム、エリエールライフ

取り組み実績

■女性活躍推進全体会議

2014年6~7月に、ダイバーシティ推進の主旨・目的を経営トップから発信し全社に周知する為、全女性社員、社長ほか役員、女性社員を部下にもつ管理職を集め実施しました。

■女性社員へ自律したキャリア形成を促す

「自分の価値観や考え方」により自律的なキャリア形成を促すことを目的に、異業種交流研修への参加や自社内でのキャリアデザイン研修を行っています。

2014年 10月~ 異業種女性交流研修への参加
2015年 6月~ 地域限定職キャリアデザイン研修実施
2016年 6月~ 女性総合職キャリアデザイン研修実施
2016年 7月~ 上司とのキャリア面談実施

■女性管理職育成へのアプローチ

「管理職」になることに対する不安を払拭し、自信をもってキャリアを進めてもらうため、管理職手前の資格層である女性総合職に対し、個別面談や外部研修会社への派遣を実施しています。

2015年 4月~ 女性総合職 管理職手前層および上司との個別面談実施
2015年 10月~ グロービス女性リーダー育成プログラムへの選抜派遣開始
2016年 11月~ 役員メンター制度

■風通しの良い社内風土への変革と働き方改革

ダイバーシティ推進の目的理解、働き方改革、風土改革を推進するため、役員~部長職・グループ会社代表者に向けた「ダイバーシティ研修」を実施するとともに、エンゲージメント・サーベイで社員のエンゲージメントを確認しながら、社内改革を進めています。また、多様性を受け入れる風土・体質にするには、社内コミュニケーション力の向上が不可欠であるため、自己分析と相互理解を目的とした研修や、性的マイノリティ社員に対する理解を深め、働きやすい職場環境の整備を進めるために、人事労務部門向けのLGBT理解研修も実施しています。その他、役職呼称から「さん付け」への変更、ドレスコードに「ビジネス・カジュアル」を取り入れるなど、社内風土変革に繋がる施策を実施しています。

2019年 9月~ アンコンシャス・バイアス研修を開始
2020年 2月 LGBT理解促進研修を実施(グループ内人事労務部対象)
 
 
2020年 9月~10月 アンコンシャス・バイアス研修の全社展開(オンラインを含め約550名が受講)
2020年12月 役員向けアンコンシャス・バイアス研修 実施
 
 
2021年 1月 役員・管理職向け「ダイバーシティ・働き方改革講演会」実施
2021年 4月~ 「さん付け」開始
2021年 4月 【社長対談】「経営戦略としてのダイバーシティ推進」(対談者:株式会社ワーク・ライフバランス 小室俶恵社長)
2021年 6月~10月 役員・部長職・グループ会社代表者向け ダイバーシティ・働き方改革研修(全3日コース)実施
2021年 11月~ 男性のドレスコードを「ビジネス・カジュアル」へ変更
2022年 12月 働き方改革プロジェクトチームの活動開始
2023年 9月 不妊治療休暇・休業制度の導入
2023年 9月 育児・介護・看護・妊活・生理休暇に関する規程を統合した「ライフステージサポート制度規程」を整備

■仕事と育児の両立支援策

2021年5月、「男性社員が育休を100%取得できる会社を目指す」ことを宣言し、男性が積極的に育児に参画できるようにするための意識改革・体制整備を進めています。2022年4月には、男性社員が希望通り育休を取得できるよう「出生予定日の3ヶ月前までに上司・人事部門へ育休取得計画を連絡すること」をルール化しました。早いタイミングで会社側が男性社員の育休取得計画を把握することで、余裕をもって業務分担の準備を進められるようになり、男性社員の育休取得率向上に繋げています。また、女性社員の育児と仕事の両立への不安を払拭するため、育休からの復職2ヶ月前に女性社員・上司・人事部門の三者で面談を実施し、復職後の働き方やキャリアに対する考え方を共有することで、復職しやすい環境づくりに努めています。

2013年 7月~ ベビーシッター利用補助制度導入
2014年 4月~ 育休からの復職前面談開始
2015年 4月~ 育児を目的とした短時間勤務を、小学校 3 年生の学年末まで拡大
2015年 4月~ 保存年次休の要件を「子どもの予防接種」や「定期的な通院」等にも使用できるよう拡大
2017年 10月~ 育児目的休暇『GOO.N すくすく休暇』制度を導入 子どもが生まれた社員に 5 日間の有給休暇を付与し、男性の育児参加促進と女性の育休からの復職後の両立を支援
2018年 4月~ 四国中央市に事業所内保育所『GOO.N すくすくはうす』開設
2020年 4月~ フレックスタイム制度、時間単位年次休制度開始 コロナ対策としてテレワーク開始
2020年 12月~ テレワーク制度正式導入
2021年 1月~ 子の看護休暇・介護休暇の時間単位取得制度開始
2021年 1月 「四国女性活躍・子育て支援リーディング企業 優秀賞」受賞
2021年 4月 「孫の育児」のための休暇取得が可能に
2021年 5月 社長による「男性社員が育休100%取得できる企業を目指す」宣言
2022年 4月 出産予定の3ケ月前に「育休計画」を提出するルールの運用開始
2022年 6月 父親学級・管理職向け研修開始
2022年 7月 役員からの男性育休応援ビデオメッセージ発信
2022年 8月・11月 育休取得推進 社内イベント開催(父と子のふれあい写真コンテスト・ベビータッチング講習)
2023年 3月 厚生労働省イクメンプロジェクト「男性育休推進企業実態調査2022」で男性育休取得の過去3年間伸び率がトップに
 
子育てサポートをしています 2011年認定事業主
 
 

女性活躍推進法に基づく行動計画

女性が活躍し続けることができる環境を拡充すると共に、女性管理職の増加を加速することを目標に、以下の行動計画を策定します。

計画期間

2020年4月1日~2025年3月31日

目標

1.総合職採用率に占める女性比率を40%以上にする。(2020年度入社採用実績 25.5%)
2.女性総合職の営業部門への20%以上配属 と 生産部門への新規配属の推進。
3.女性総合職の採用10年前後の継続雇用割合を40%以上にする。
4.女性管理職数を5%以上にする。
5.男性社員の育児目的有給休暇(5日)取得率100%、育児休業取得率を20%以上にする。

各目標達成のための具体的取組み内容

【総合職採用率に占める女性比率40%以上】
・総合職の部門別採用数の目標値設定と、面接官への研修実施
・技術系採用率の向上(2020年度入社採用実績 17.2%)

【女性総合職登用促進・女性総合職の採用10年前後の継続雇用割合40%以上】
・新卒者の営業部門への配属・スタッフ部門から営業部門への配置変更・営業部門者は育休終了時に営業部門へ帰任
・勤務地限定型職掌の見直し
・生産部門での女性社員配属に対応した職場環境改善

【女性管理職率5%以上】
・キャリア形成における男女差を払拭するための研修を全階層で実施
・異業種女性交流研修を継続実施し、キャリアアップ思考の形成
・役員・部長職によるメンター制度、キャリア面談の実施
・女性社員同士の社内ネットワークを構築し、社内発信による女性活躍推進風土への変革と女性社員自身の自己肯定感の向上を図る
・営業・スタッフ部門での在宅勤務対応インフラの完備

【男性社員の育児目的有給休暇取得率100%・男性社員の育児休業取得率20%以上】
・全社員向けに「Goo.nすくすく休暇」制度の再周知
・出産申告時、上長に対し「Goo.nすくすく休暇」の取得推奨を依頼
・フレックス勤務の男女別実施率を周知し、働き方の選択がしやすい風土を作る
・男性育児休業所得者情報をグループ報で発信し、取得者増加を図る

数字で見るダイバーシティ

2018年 2019年 2020年 2021年 2022年
女性採用比率(新卒) 19.2% 18.8% 11.7% 21.7% 26.7%
女性採用比率(既卒) 9.2% 11.3% 26.2% 28.8% 33.3%
女性管理職比率 1.5% 2.0% 2.2% 2.8% 2.7%
既卒者採用比率 22.9% 65.5% 30.2% 52.4% 22.8%
障がい者雇用比率 2.2% 2.3% 2.3% 2.4% 2.4%
男性育休取得率 5.3% 4.1% 6.3% 28.9% 82.7%
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