他社に負けない
品質とコスト削減
生産技術生み出す競争力
Y.M
生産本部技術開発部生産技術グループ≪非塗工紙技術≫
※所属は取材当時
- 業務内容
- より良い品質の紙を目指し、生産技術開発を行う。営業に同行し、ユーザー訪問することで、お客さまのニーズを直接確認。新商品開発やトラブル時のサポートまで行う。
Q1.あなたのミッションは何ですか?
紙・板紙分野で、業界No.1の品質とコストを実現する。そのための、生産技術の確立を目指しています。工場に対しては、生産技術のバックアップや新商品の開発を。営業部門に対しては、ユーザー訪問に同行し、お客様の声を生で聞き、新商品開発のヒントを得たり、トラブル対応時のサポートをしたり。なかでも、私は紙の製造工程で使用する製紙薬品の選定・最適化を通じ、製品の品質向上や、良い製品をより安価に提供するための製造コスト削減に取り組んでいます。大王製紙の競争力の源泉を担うものとして責任を実感しています。
Q2.その仕事によって
どのような「価値」が生まれますか?
私が関わる紙の品質改善や新商品開発は、その結果が紙の付加価値向上につながります。紙の需要が減少し、お客さまの製品を選ぶ目が厳しくなるなか、良い製品、高付加価値の創造は大きなビジネスチャンスになります。そのために、気をつけていることはPDCAサイクルをまわし続けること。トライ&エラーの中から得られた結果は、良いものも、悪いものも大切で貴重なデータ。将来の商品開発や、他領域へのデータ展開を見据えて、しっかり考察・分析することにしています。もちろん、同じ失敗をしないことにも役立っています。
Q3.キャリアプランを教えてください
中期的な目標は大王製紙の生産部門を日本一の工場にすることです。三島工場は日本一の臨海工場。他社に引けをとらない物流体制を持っています。しかし、経済状況の変化やペーパーレス化に伴うニーズの変化には、さらに柔軟に対応していく必要があります。私も、入社10年目となり、教えてもらう立場から教える立場に変わりました。製紙業界以外の情報もアンテナを高くし、個人の成長を会社の成長に転嫁できるよう努力していきたいと思っています。もう一つ、長期的な目標は、会社を動かすような立場に立つこと。サラリーマンとして社会に出た以上、常に上を目指していきたいですね。