2005年4月26日

個人情報保護ラベル原紙
『プライバシータック』の上市について


大王製紙株式会社では、2005年4月1日から「個人情報保護法」が全面施行されたことをふまえて、個人情報保護ラベル原紙『プライバシータック』を4月より新たに上市いたしました。(一般的に、“目隠しシール”と呼ばれている用途に使用するタック紙。)
「個人情報保護法」とは、個人の権利と利益を保護する為に、個人情報を取り扱う事業者に対して、様々な義務と対応を定めた法律で、2003年5月30日に公布され、2005年4月1日から全面施行されました。これにより、“個人情報取扱事業者は、その取り扱う個人データの漏えい、滅失または毀損の防止その他、個人データの安全管理のために必要かつ適切な措置を講じなければならない。(第20条)”とされています。
この法律が施行されたことにより、“一般消費者から個人情報(住所・氏名・電話番号・銀行口座番号・暗証番号など)を郵便ハガキで受け取る企業”から 個人が記入して返信する“ハガキ”の個人情報について「個人情報を隠したい。」との要望が急速に高まっています。
例えば、通信販売・保険・共済・信販・携帯電話等の企業に対して、顧客から口座振替依頼ハガキを送るような場合、封書にするか あるいは目隠しシールを貼らないと口座番号や暗証番号を盗み見られて悪用される恐れがあるということです。
そこで、大王製紙ではハガキ等に記入された個人情報を保護するのに最適なタック原紙『プライバシータック』を新たに上市いたしました。


大王製紙の個人情報保護ラベル原紙
「プライバシータック」

プライバシータック

【特 徴】
  • 一度貼りつけてから剥がすと擬似接着層から上紙(アート紙)のみが剥がれ、再度貼り付けることが出来なくなるため、不正な開封が防止できます。
  • 貼り付けた面(情報が記入されたハガキ側)にはフィルムが残る為、情報の書き換えなどの改ざんが出来ず、完全に個人情報が保護されます。
  • 貼り付けた面に残るフィルムは、クリアな透明で光沢があり、記入された文字がはっきりと読み取れます。
  • 上紙の裏面には、あらかじめ隠蔽処理が施してあり、情報が透けて見えることが無い為、表面の印刷デザインが自由に行なえます。
  • ノーカーボン紙の発色文字の上に貼り付けた場合、通常(他社同等品では)粘着剤中の乳化剤・可塑剤成分の影響により発色文字が退色し、2ヵ月〜3ヶ月後には判読困難となります。しかし、当社品はノーカーボン紙の発色文字への影響が少ない粘着剤を使用することで、退色スピードが非常に遅くなっており、発色文字の保存性が良好です。(ただし、ノーカーボン紙の発色は粘着剤以外の要因、例えば 光・湿気・温度・油などさまざまな要因によって退色する為、保証期間は設定できないと考えます。)

【用 途】
  • 会員カード・クレジットカードの申込み・口座振替ハガキ
  • 各種保険・共済等の加入申込み・口座振替ハガキ
  • 通信販売等の注文・口座振替ハガキ
  • 携帯電話等の契約申込み・口座振替ハガキ
  • ガス・水道・電気等 公共料金の口座振替ハガキ
  • 資料請求・アンケートハガキ

(使用例)
使用例

【販売対象先】
全国代理店及び印刷会社