~ ネイチャーポジティブ経済の実現に向けて、生物多様性維持の取り組みを推進 ~
大王製紙株式会社(住所:東京都千代田区)は、自然関連財務情報開示タスクフォース(Taskforce on Nature-related Financial Disclosures、以下、TNFD)*1が2023年9月に公表した情報開示提言への賛同を表明し、「TNFD Adopter」*2に登録しました。
自然資本に対する考え方と取り組み
大王グループは、経営理念『世界中の人々へ やさしい未来をつむぐ』の実現に向け、「衛生:人々の健康を守ること」「人生:人生の質を向上させること」「再生:地球を再生すること」という「3つの生きる」をビジョンに掲げています。 特に「再生:地球を再生すること」においては、森林保全と生物多様性の維持についての取り組みを長く進めて まいりました。
<大王グループの主な取り組み> 1989年:チリで植林事業会社フォレスタルアンチレ社を設立 1993年:紙業界で最も早く「DAIO 地球環境憲章」を制定 2021年:「大王グループ サステナビリティ・ビジョン」を制定し、その中で特定した10のマテリアリティの中に、 「気候変動への対応」、「循環型社会の実現」、「森林保全と生物多様性の維持」を重要課題 として織り込み 2023年:「大王グループの森林経営に関する方針」を制定
今後について
大王グループは、こうした取り組みをさらに推進するために、TNFD提言v1.0に基づき、LEAPアプローチ*3に則った分析を進めています。今後は、分析結果をTNFDフレームワークに照らし合わせて整理し、ホームページ、 統合レポート等で開示を進めるとともに、バリューチェーン全体での生物多様性の維持に一層取り組むことで、 ネイチャーポジティブ経済の実現に貢献してまいります。
*1.企業や金融機関が、自然資本や生物多様性に関するリスクや機会を適切に評価・開示するためのフレームワークを確立することを目的として設立された 国際的な組織 *2.TNFDに準拠した開示を開始することを約束した組織 *3.企業が、自然との接点の発⾒(L)、依存関係と影響の診断(E)、リスクと機会の評価(A)、対応し報告するための準備(P)を行うことを目的として TNFDが提唱したアプローチ
関連情報
大王グループ サステナビリティ・ビジョン: https://www.daio-paper.co.jp/csr/ 大王グループの森林経営に関する方針: https://www.daio-paper.co.jp/csr/organic/forest/