大王製紙三島工場にてフラッフパルプの生産を開始

~ ホーム&パーソナル事業へのウエイトシフトと一部内製化により安定供給体制をより一層強化 ~

大王製紙株式会社(住所:東京都千代田区)は、2023 年 7 月より紙おむつ等吸収体商品の主要材料のひとつであるフラッフパルプの生産を開始しました。新たに稼働を開始した生産設備は、これまで当社三島工場(住所:愛媛県四国中央市)にて洋紙を生産していた 15 号抄紙機を改造したものです。大王グループは今後の更なる成長に向け、洋紙需要の減少に柔軟に対応し、紙・板紙事業からホーム&パーソナルケア事業へウエイトシフトする方針を掲げており、成長エンジンであるホーム&パーソナルケア事業の強化を進めてまいります。


*フラッフパルプ:ロールパルプから解繊した綿状パルプで、高分子吸収材と混合して紙おむつや生理用ナプキン等の吸収体商品に使用します。
主に針葉樹を原料とする漂白クラフトパルプであり、輸入品が大半を占めます。


設備概要

当社はこれまでフラッフパルプを外部調達していましたが、生産開始により一部を内製化することで、吸収体商品の安定供給をより一層強化してまいります。

1 ) 生産品種:フラッフパルプ
2 ) 生産能力:月産 7,500 t
3 )設置工場:大王製紙 三島工場
4 )設備投資額:約 60 億円
5 ) 営業運転開始:2023 年 7 月


今後について

当社は 2022 年 6 月に株式会社リブドゥコーポレーション、トータルケア・システム株式会社と共同で、使用済み紙おむつのリサイクル事業に関する研究を開始しました。今後のリサイクル事業の確立と、この度、生産を開始したフラッフパルプの内製化により、再生パルプを混ぜ合わせたフラッフパルプを自社の紙おむつに使用することで、紙おむつの水平リサイクルフローの完成を目指してまいります。


関連情報

大王製紙とリブドゥコーポレーション 使用済み紙おむつのリサイクル事業に関する共同研究を開始
https://www.daio-paper.co.jp/wp-content/uploads/20220614_01.pdf


<お問い合わせ先>
大王製紙株式会社 総務部広報課 TEL:03-6856-7501


>ニュースリリース PDFファイル(543KB)

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