三島工場

MISHIMA MILL

大王製紙の基幹工場である三島工場(愛媛県四国中央市)は、紙・板紙をパルプ から一貫生産しており、その生産量は年間約210万トン、 国内紙・板紙生産量の約8%のシェアを有しています。三島工場で生産する紙・板紙の生産量は大王製紙グループ全体のおよそ70%を占め、まさにグループを支える基幹工場です。世界最大級の製紙工場は東京ドーム約36個分(167万㎡)もの広さを誇ります。

臨海部には10万トンクラスの船が4隻同時着岸できる湾岸設備を有し、国内外から運ばれてくる原燃料(チップや石炭)を船から直接工場へ搬入しています。

三島工場では多様なパルプと20,000種以上の紙・板紙(新聞用紙、印刷・出版用紙、情報用紙、包装用紙、段ボール原紙、家庭紙等)を一貫生産しています。工場内はパルプを製造する設備と、紙を製造する17台の抄紙機が網の目のような流送配管でつながり、生産する紙の品質に応じて必要なパルプが抄紙機に供給される仕組みになっています。これにより、常に市場のニーズに合わせ、フレキシブルに生産品種を変更することができます。

170℃の高温でチップ(原材料)からクラフトパルプ(化学パルプ)の製造を行っている連続蒸解釜

新聞用紙を生産するN3・N4抄紙機

印刷・出版用紙を生産するN10抄紙機

三島工場の発電設備は120万世帯の消費電力に相当する50万kwの発電能力を持ち、工場内で使用する電力は100%自家発電で賄っています。余った電力は電力会社を通じて四国島内へ供給しています。

川之江工場

KAWANOE MILL

隣接する川之江工場では家庭紙の製造を行っており、主にティシュー、トイレット、キッチンペーパーの原紙をつくる設備と、トイレット、キッチンペーパーを最終製品に仕上げる設備が稼動しています。

四国中央市の紹介

愛媛県四国中央市は愛媛県の東端部に位置し、香川県・徳島県・高知県とも接する地域です。
古くから良質の紙を生産する“紙のまち”として栄え、製紙、紙加工業において日本屈指の生産量を誇り、紙製品の工業製造品出荷額は全国一位です。

イベント

花火大会

四国中央市では7~8月にかけて、「みなと祭り」「かわのえ夏まつり」「土居夏まつり」「湖水まつり」など数多くの花火大会が開催されています。

イベント

秋祭り

毎年10月、市内各所にて「秋祭り」が開催されます。豪華絢爛で勇壮華麗な太鼓台が市内を練り歩き、市内が秋祭り一色に染まります。

イベント

書道ガールズ!

愛媛県立三島高等学校書道部の部員達が「紙のまち」を盛り上げようと、企画した「書道パフォーマンス甲子園」は地元テレビ局で取り上げられたのをきっかけに、全国で一気に注目を集め、2010年には映画化もされました。

スポット

工場夜景

おすすめスポットのひとつは三島工場の夜景です。
工場のライトアップが瀬戸内海の水面に反映して、煙突がゆっくりと街全体を包み込むように幻想的な夜の景色を創り上げます。

スポット

具定展望台

日本夜景遺産(2010年)、日本夜景100選(2004年)にも認定され、「恋人の聖地」にもなっている人気スポット。市街地が空の上から見るように眼下に広がります。

名産

霧の森大福

四国中央市新宮町特産の新宮茶を贅沢に使用した和洋菓子「霧の森大福」。お取り寄せスイーツとして全国的にも人気を集め、ネットのお取り寄せは現在も抽選販売のみとなっているほどの人気商品です。

ロケーション

三島工場から約5分のところに最寄の高速IC「三島川之江IC」があります。香川県・徳島県・高知県に隣接している四国中央市は、高速道路を利用すれば四国4県の県庁所在地まで約60分と気軽に足を運べます。また、三島工場の最寄駅となる「伊予三島駅」から県都松山市の松山駅までは特急電車で約90分、高松駅までは約60分で向かうことが出来ます。