大王製紙について

ABOUT DAIO PAPER

私たち大王製紙グループは、独自の経営戦略による優位性、競争力を活かし、新聞用紙、印刷・出版用紙、段ボール原紙・包装用紙などの文化、産業を支える素材から、赤ちゃんからお年寄りまで生活のあらゆるシーンを支えるティシュー、トイレットペーパー、ベビー用紙おむつ等のパーソナルケア商品に至る幅広い分野で事業を展開しています。

Product Value Chain

フレキシブルな生産体制を実現している国内紙・板紙生産量の約8%を担う三島工場(愛媛県)は、敷地面積167万㎡ の世界最大級の純臨海工場です。 国内屈指のコスト競争力で、パルプから紙・板紙を一貫生産し、年間生産量は約210万トンに上ります。また保湿成分配合ティシューなど世のライフスタイルの変化や嗜好の多様化にも柔軟に対応。ニーズを先取りした商品開発力を強みとして事業を展開しています。

独自の経営戦略・マーケティング

「自ら生産したものは自らの手で売る」を基本スタンスとし、1979年に家庭紙市場に参入し、1986年にティシュー、1988年にトイレットペーパーでシェアNo.1を達成しました。 営業が最終需要家を訪問して、常に市場の動向等をとらえて、商品開発や品質改善等に活かす活動を国内外で行っています。

環境配慮・持続可能な森林経営

チリ共和国での植林事業面積は59,000ha(東京23区とほぼ同面積)に上ります。植林事業では、収穫する区画を植林から収穫までにかかる年数分設け、毎年安定して収穫できる「持続可能な森林経営」を実践しています。

大王製紙の経営理念

世界中の人々へやさしい未来をつむぐ
Dedicated

ものづくりへのこだわり

現場・現物・現実に基づいた新たな商品と付加価値の創造・提供を通じて、国際社会から信頼される企業グループであり続けます。

Attentive

地域社会とのきずな

各国・各地域の発展に寄与するために、「良き企業市民」として高い倫理観をもって地域社会との調和ある成長を目指します。

Integrated

安全で働きがいのある企業風土

持続的な企業価値の向上を図るために、安全で働きがいのある企業風土づくりに取り組み、社員相互の信頼関係に基づいた一体運営を推進します。

Organic

地球環境への貢献

地球環境と調和したグローバルな事業展開を通じて環境問題に積極的に取り組み、持続可能な社会の実現を目指します。

製紙産業を取り巻く環境

使い捨てプラスチックから紙資材へ

海洋汚染の原因としてプラスチック製品が問題視されるなか、使い捨てプラスチック製品などの使用を制限する動きが世界中で広がっています。大手カジュアル衣料品販売企業はプラスチック製の買い物袋を紙袋に順次切り替えています。この「脱プラスチック」という時代の流れを受け、製紙業界は「紙」で地球環境に配慮した商品開発などを行っています。
当社では高密度厚紙の品質を確立し、幅広い用途に使用可能な剛性を実現したプラスチック代替素材「エリプラペーパー」の原紙販売を開始し、大手菓子メーカーなどでプラスチック製フォークに替わる紙製ピックの素材として採用されています。

インターネット通販の拡大から高まる段ボール需要

紙の種類は大きく洋紙(新聞用紙、印刷用紙、包装用紙、衛生用紙等) と板紙(段ボール原紙、紙器用板紙等)に分けられます。ペーパーレス化の進展により、新聞用紙や印刷用紙は減少が続く中で、段ボール需要はインターネット通販の拡大により、大きく成長しています。また、段ボールは紙の中でも最も古紙利用の進んだ商品です。当社では、板紙の原料のほとんどが古紙であり、薄物ライナーなど、環境にも、人にも配慮したさらなる商品開発を進めています。

新たな新素材“CNF”の開発

プラスチックに代わる環境に配慮した商品開発の取り組みが進む中、新たな新素材「セルロースナノファイバー(CNF)」の早期事業化に向けた用途開発、量産化の取り組みを進めています。CNFはパルプ由来の高機能素材です。鉄の1/5の軽さで5倍の強度を持ち、自動車部品やフィルム、フィルター、 紙分野など様々な応用が期待されています。 現在、当社も含めて企業や研究機関がこの分野に参入し開発競争が繰り広げられています。
https://www.daio-paper.co.jp/development/cnf/