SESSION 1

生産現場の進化が導く、ミライ

大西智弘 × 山内貴文

大西智弘

大西智弘
ダイオーエンジニアリング株式会社 
抄紙保全部 抄紙一課 係長
機械工学科卒。コピー用紙・雑誌用紙を中心に、月間15,000トンもの紙を製造する『N7・N8』マシンの保全メンテナンスを担当

山内貴文

山内貴文
ダイオーエンジニアリング株式会社 
保全推進部 電気計装保全グループ 計装担当
電気電子工学科卒。再生紙利用で段ボール原紙を製造する『N1マシン』の計装設備の保全を担当。品質向上と生産効率化をシステム面から支えている

※所属は取材当時

エンジニアになる場所に、なぜ大王製紙を?

大西智弘 大西

私は実家が三島工場の近くで、車で10分くらいのところなんです。子どもの頃から「大きな工場だなぁ」なんて思っていました。港には、パルプ原料を運んでくる船も来るのですが、それもまたデカい(笑)。子どもながらに興奮していましたね。その後、機械工学の道に進み就職活動をする時期に。業界はこだわらず、いずれかのものづくりの現場に行きたいと思っていましたが、ただ、工場の規模が大きく、設備の種類も多様な環境がいいと考えました。それで、大王製紙の工場を思い出しました。それが入社のきっかけでしたね。

山内貴文 山内

私も大学で電気系を専攻していたこともあり、メーカーに行きたかった。その中でも幅広い仕事がある会社がいいと思っていました。というのも、どんな会社を選んでも、実際に働いてみないと本当に自分のやりたいことってわからないんじゃないかと考えたからです。就職の段階で、将来の選択肢を狭めたくなかったんです。さまざまな仕事をする機会がある会社で働きながら、自分が極めていきたい道を絞り込んでいきたいと考えました。その点、大王製紙は製造部門だけでなく発電部門、システム部門、建築・土木部門など多様な部署があり、職種も幅広い。自分の可能性を広げるという意味で、すごく魅力的でしたね。

実際に働き始めてみて感じる魅力は?

大西智弘 大西

私は机上だけで仕事をするのでなく、現場に足を運びモノを間近で見たり触ったりしながらものづくりをしたかったのですが、大王製紙はその思いを叶えられる場所でした。現在担当している製造マシンの保全業務も、実際の細かな修理・改修作業は専門の施工業者さんとの協働になります。しかし、トラブルの原因調査や改善に向けた課題調査は、やはり自分の手でマシンを触ってこの目で確かめていくことが第一歩になる。現場で頭と体を動かしながら働けるので、エンジニアとしての探究心を満たせる環境だと思います。

山内貴文 山内

私は、若いうちからどんどん仕事を任せられる環境を気に入っています。さまざまな技術研修を受講しながらも、入社すぐから現場に出て実践を重ねていけます。だから身に付くことが多いんですよ。マシンの修理にしろ改善にしろ、いち早く自分だけの力でできるようになるので、成長実感もあるし、仕事の手応えも感じられます。

大西智弘 大西

若くして、というのは私も感じますね。工場には数々の製造マシンがあり、その一つひとつに担当がつきます。私は入社8ヶ月目で自分の担当マシンを持ちました。当時の自分はエンジニアとしてまだまだ半人前で、わからないことも多く大変でしたが(笑)。いろんな先輩に聞いて回って、毎日勉強でした。でもそうしているうちに、自分に自信がついてくるんですね。そして1年半が経った頃に、なんと今度は新規マシン導入プロジェクトに招聘されました。たくさん失敗もしましたが、その分、知識量はかなり増えました。新型マシンが無事に導入されたときはうれしかったなぁ。

山内貴文 山内

自分の担当マシンを持つというのは、大きいですよね。

大西智弘 大西

設備や機械に愛着が湧くし、どうせなら現状維持より育てていきたいとも思いますからね。どんな改善・改修を加えれば、より製造速度をあげられるか、故障を減らせるか、と日々考えるようになります。そうやって一人ひとりが自分のマシンに対して創意工夫を重ねていき、互いに情報交換することも多い。同期や先輩たちのマシンに負けないようにとライバル心も湧かせながらですけどね(笑)。

山内貴文 山内

“自分たちで”マシンを育てていく生産現場を進化させていくというのは各部門に共通していますね。システムの更新作業なども、本当は外部の開発会社さんに委託することもできますが、大王製紙ではなるべく自分たちでやろうとする。技術者が自分の手で設備を触り、調子を診る。不具合が起きそうであれば、自分の手で治療していく。段々、設備が自分の子どもみたいに思えてきますよね。それによって技術者としての経験・知識も溜まっていきますし。

  • 大西智弘
  • 仕事風景

大王製紙における、イノベーションの源泉は?

山内貴文 山内

失敗に寛容な会社だからでしょうか。私は入社2年目のとき、先輩から簡単なソフトウェアの更新作業を引き継ぐことになったのですが、その手順を間違えてしまって・・・。更新ボタンを押した瞬間、マシンを監視しているディスプレイがすべてシャットダウンしてしまったことがあるんです。各所から一斉に「システムが止まったぞ!」という連絡が来て、自分は顔面蒼白でした・・・(苦笑)。いろいろな部署から20人ぐらいの先輩が集まってきてくれて、なんとか復旧できました。

大西智弘 大西

いざというときに先輩も含めて、たくさんの仲間が手を差し伸べてくれるのは大王製紙らしいし本当に心強いですね。

山内貴文 山内

何もやらずに放置してトラブルを起こせばもちろん怒られます。でも、何かをやろうとして失敗したときは違います。何がいけなかったのかをちゃんと教えてくれて、次につなげることができます。

大西智弘 大西

だからこそ失敗から学べるし、失敗を恐れずチャレンジもできるんですよね。私はイノベーションを起こすためには、現場で働く一人ひとりの気づきや発想がとても大切だと思っています。だから自分の課のメンバーにも、「年次などに関わらず日常的に改善提案を出して欲しいし、期待もしている」と話しています。設備の改善に限らず、働き方や職場環境など、あらゆる面で大王製紙を進化させていくアイデアを部署内で日頃から募っています。

山内貴文 山内

風通しがいいから、意見も言いやすいですよね。先輩、後輩が入り交じって「こう改善するといいんじゃないか」「このアイデアと重ねればもっと効果ありそうじゃないか」という会話が日常的。決められたことをその通りにやるのではなく、常に「もっと!もっと!」という意識が一人ひとりにある。それも大王製紙らしさですよね。

大王製紙のこれからとは?

大西智弘 大西

売れる紙って、時代ごとに変わっていくんです。以前までなら、雑誌や新聞などの紙が売れ筋でしたが、徐々に変わってきている。最近は、付加価値・付加機能のある紙が注目されています。例えば、セルロースナノファイバー(重量が鉄の1/5ながら、強度は5倍という新素材)もそうですが、大王製紙はそうした新しい研究開発・製品開発にも非常に積極的。新しい素材・紙を生み出すことで、社会に新しい便利さや心地よさを提供し続けていきたいですね。

山内貴文 山内

私も新しい分野にはどんどん挑戦していきたい。例えば、海外にも視野を広げたいですね。世界中の人たちに大王製紙製品を使ってもらって、世界中の生活を豊かにできたらやっぱりうれしいですから。それに、大王製紙では再生エネルギー事業などの新規事業も生まれつつある。そうした新領域に踏み出すことで、自分も成長していけたらと思っています。

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