世界を舞台に原料の
安定調達を担い大王製紙の
環境、品質、価格を支える。

工場で使用する燃料や製紙原料を、環境に配慮しながら他社に負けない価格で適時調達することです。さまざまな国と地域のサプライヤーに対峙し、品質の良いチップを競争力のある価格で購入するため、タフな交渉が求められる場面もあります。以前、南米チリにある連結子会社（フォレスタル・アンチレ社）に5年間駐在していたのですが、そこで苗木生産、植林、伐採、木質チップへの加工、輸出販売という一連の工程で学んだ経験を活かし、生産工程や品質管理のアドバイスを行いサプライヤーとwin-winの関係構築を目指しています。その信頼関係がより競争力のあるチップの購入につながっています。

当たり前ですが、燃料や原料の安定供給無くして、商品をつくることはできません。世の中の人に当たり前に商品を購入し、使っていただけるための下支えをしていると思っています。原料の調達は、社会情勢・環境変化などで価格や仕入れ量が常に変化していきます。世界中で起こるさまざまな要因を加味しながら原料を切らすことなく良い価格・良い品質のものを工場に届ける。とてもダイナミックなフィールドだと思います。

これまでは原料部門にずっと在籍しているので、工場で原料からパルプや紙をつくる生産部門や、新製品を考える開発部門も経験してみたいです。製品や消費者により近い場所で、これまで当社が培ってきた製紙技術やブランド戦略を今後の社会でどのような形で生かせるのか考えて、世の中に新しい価値を生み出すことに挑戦したいと思っています。